ムシについて


畳に寄生するダニなどのムシについて簡単に説明します。

 

ダニについて

ダニの発生原因

・畳の上にカーペットやじゅうたんなどの重ね敷きをする。

・ご飯、お菓子などの食べこぼしを放置する。 

・畳の上にカーペットやじゅうたんなどの重ね敷きをする。 

・雑巾をよく絞らないで拭き掃除をする。 

・室内の風通しがよくない。

・加湿器などを使い、室内の湿度が必要以上に高い。 

・洗濯物など室内で干す。 

・犬や猫などのペットを室内で飼う。

ダニについてと退治方法

ダニにはいろいろな種類があり、人を刺すダニ(ツメダニ・イエダニ)と刺さないダニ (ヒョウヒダニ・コナダニ)がいます。ヒョウヒダニやコナダニなどは、人を刺す事はありませんが、死がいやフンが喘息や アレルギーなどの原因になることがあります。カビや埃、ご飯、お菓子などの食べこぼしなどが増えると、それらを餌とする、 ヒョウヒダニやコナダニが増え、増えすぎると、そのヒョウヒダニやコナダニを 餌とするツメダニやイエダニといった人を刺すダニが発生し人を刺すなどの被害が 発生します。もしダニが発生してしまったら、畳を熱風乾燥機にかける事が有効です。ご家庭では畳の天日干しや掃除機をかけることが有効です。掃除機をかける時間ですが、ダニは夜行性であるという特性を利用して 夜かけると効果的です。夜の8時か9時頃まで電気をつけておいて、その後消します。30分くらいしてから、真っ暗な状態で掃除機をかけると夜だと思って出てきたダニを 効率的に吸い取ることができます。掃除機は一畳につき30秒くらいしっかり畳の目に沿って念入りにかけることが 有効です。 

 

チャタテムシ

どの家にも普通に生息している体長1ミリメートルほどの淡黄色~淡褐色をした小さな虫です。小さいのであまり気がつきません。よくダニと間違えられますが、刺したり、かんだりはせず、少数であればあまり気にすることはありません。カビが主食です。大量に発生したときは、 畳や壁紙に生じたカビが原因です。 湿気を好むので、換気をよくし、室内の乾燥を心がけます。 大量に発生した場合は殺虫剤で駆除しますが、畳の下などに潜むので、完全に駆除するのは困難です。通風と乾燥、掃除などの基本的な環境対策を行い、個体数を増やさないようにしましょう。 チャタテムシは1年中発生しますが特に5月~9月が多く見られます。 

 

シミ

長い触角と尾毛をもち、体長は最大で10ミリメートルほどの銀灰色~銀黒色の虫で すばやく走りまわります。押入など暗い場所を好み、でんぷん質や動植物質の細片を食べます。 書籍や布、糊づけされた壁紙などを食害することもありますが、あまり大きな害はありません。シミは1年中発生します。

 

シバンムシ

成虫は体長約2.5mmの小型の虫で、体はまるくゴマのような形で茶色の虫です。

タバコシバンムシは、一般住宅・店舗・食品倉庫など、どこにでも発生が見られる食品害虫です。保管してあるパンや小麦粉、そうめん、ココア(粉)、コーヒー、種、ゴマ、香辛料、乾燥しいたけ、乾麺、ソバ、ドライフラワー、ペットフードなどあらゆる乾燥した植物質のものから発生します。その他、畳のワラ床からも発生することがあり、表面に成虫の脱出孔(直径1~2ミリメートルの穴)をあけるので発生の目印になります。発生したシバンムシは、スプレー殺虫剤で駆除できます。タバコシバンムシ成虫が室内に大発生している場合は、バルサンなどで室内空間を一気に殺虫剤処理すれば、室内を飛んでいるシバンムシ成虫を駆除できます。(メスの成虫は、新たに被害を拡大させる(他の食品に産卵する)可能性があるので、室内をタバコシバンムシが多数飛んでいるときは、バルサン等の殺虫剤または捕獲して駆除しましょう。)